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2020.11.11

授業紹介 本日は中学3年数学の授業を紹介いたします

連載中の授業紹介、本日は中学3年数学の授業を紹介いたします。
本校の数学ではよりきめ細やかな指導ができるよう、中学3年より習熟度別の授業を実施しております。

今回授業にお邪魔させていただいた吉川先生は3グレード制の真ん中のグレードであるG2を担当しています。
この日の授業内容は「三角形と正弦定理、余弦定理」です。

はじめに吉川先生にG2グレードの特徴について伺うと、
「G2は他のグレードに比べると在籍する生徒の学力の幅が広いことが特徴です。」と語ってくれました。
数学は図・式・文の読み替えが必要となる科目ですが、読み替えが学力幅の広いG2グレードではスムーズにいかない生徒たちもいるとのこと。
その読み替えを促す工夫を授業では心掛けているという吉川先生。
「生徒たちは力があります。そっと背中を押してあげることで、自分の力で進めるようになります。その一押しがG2では特に重要です。」と力強く語ってくれました。

「数学で大切なことは『trial and error』です」という吉川先生は、今回の授業内容で試行錯誤の重要性を解説してくれました。
「今回の授業は『正弦定理と余弦定理』についての学びですが、正解へは『正弦定理』を用いても『余弦定理』を用いても行きつくことができます。
壁に当たっても、試行錯誤を繰り返して進んでいくことが重要です。
また、答えを出して終わるのではなく、答えを『吟味』することも大切です。
答えを『吟味』し、答えに行きつくまでに通った通り道を振り返って分析することこそが、先の学習に繋がります。」

吉川先生に授業を受ける生徒たちへの思いを伺うと、次のように答えてくれました。
「先ほど『数学は試行錯誤が大切』と言いましたが、人生も一緒です。
失敗しても構わない、むしろ失敗することこそが成長に繋がります。
生徒たちには失敗を恐れずに、挑戦してもらいたいと思います。」
今日も、吉川先生はこの思いを胸に授業に臨んでいます。

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