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2020.02.25
中1 理科・家庭科横断授業をご紹介いたします
中学1年生では、理科の授業時間と総合的な探求の時間を用いて「私たちのからだと食事」についての合同授業を行いました。
この授業は生物地学分野を担当する教員と物理化学を担当する教員によって理科分野と家庭科分野を含んだ総合的な授業で、全部で3時間にわたり行いました。
本日はこの授業の様子をお伝えします。
まず、1時間目は生物地学でにぼしの解剖実験を行いました。
この授業では、魚類や哺乳類のように背骨のある「脊椎動物」という動物の分類を学ぶとともに、にぼしとヒトとのからだの器官の共通点や相違点を見つけ出すという生物分野の授業が行われました。
2時間目はにぼしとヒトのからだのつくりの共通点に目を向けて、私たちヒトのからだはどのような元素を含んでいて、どのような栄養素を含んでいるのかという、生物分野と化学分野を含んだ内容を学びました。
そしてからだを構成する栄養素の割合を元に、「人類のからだにとって完全な食事」を目指し、グループでメニューを考えました。
最後の授業ではヒトに含まれる元素や炭水化物などはエネルギーになること、ビタミンは体の調子を整えることといった5大栄養素の役割について学び、「自分にとっての理想的な食事」を考えました。
食事の様々な役割を考え、いつ、どこで、どのように、何を食べるのか、生徒自身が想像力を膨らませ、栄養バランスの取れたメニューを考案しました。
生徒たちは食事にはからだに必要な栄養を取り込むだけでなく、食事自体に楽しみがあったり、一緒に食べる人たちとの仲を深める役割もあるということに気づき、食事の大切さを学びました。
授業の最後の振り返りでは「メニューを作るのが楽しかった」「理科と家庭科がこんなにつながっているなんて思わなかった」「自分たちにとっての食事の大切さがよくわかった」「いつもバランスの良い食事を作ってくれるお母さんにもっと感謝しながら食事をとろうと思った」などが挙げられ、今回の授業を通して、生徒たち自身が理科と家庭科という様々な観点から食生活について考える良いきっかけになったことが窺えました。