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2024.10.18

創立100周年記念行事を行いました

洗足学園は、10月13日で創立100周年を迎えました。
夕刻に日本武道館で行われる「創立100周年記念式典」を控え、16日の午前・午後に中学高校校舎において「創立100周年記念行事」を開催いたしました。

この日、まず初めに登壇したのは宮阪校長先生です。
挨拶の中で、校長先生は創立者である前田若尾先生の熱い想いと、「自立・挑戦・奉仕」の精神を受け継いできた洗足の歩み、そして今日から挑戦を恐れず前に進む新しい洗足が始まることを語られました。
生徒たちは、校長先生をまっすぐに見つめ、その話を心に刻んでいました。

次に会場である大講堂では、100周年を記念して洗足学園音楽大学ミュージカルコースが制作・上演した「前田若尾物語」が上映されました。
大正時代にタイムスリップした現代の高校生が、若い女性の教育に人生をかける前田若尾先生に出会い、戦争や関東大震災という危機を乗り越え洗足学園を創立していく前田先生と共に激動の時代を歩むというストーリーのミュージカルに、生徒たちの目は釘付けになっていました。

休憩をはさみ、創立100周年記念講演として、創立者の前田若尾先生とゆかりの深い霊南坂教会の主任牧師である後宮敬爾先生先生にお話しをしていただきました。
テーマは「危機を機会にする生き方」です。
後宮先生は、創立者の前田若尾先生をはじめ、エイズカウンセラーとしてその生涯を捧げた元関西学院大学神学部准教授の榎本てる子さん、ノートルダム清心学園元理事長の渡辺和子さんの3人の女性の生き様を紹介されました。
前田先生も、榎本さん・渡邊さんも大切な存在を人生の中で失いましたが、しかしその中で自分が愛されていることを知り、「生きる」ということを考え、その人生を大切なもののために捧げる決意をしました。
「危機の時にどう生きるかが、人間としての価値を決めます」と後宮先生は語られました。
「生きるということは『種を蒔くようなもの』、美しいものを蒔いて生きることで、人生を振り返った時、美しいものが咲き、実っている。」と生徒たちにメッセージを送られました。

生徒たちには、明日からの新たな100年に向け、愛されていることを知り、美しく誇りを持った生き方をしてもらいたいと思います。

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