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2024.05.29

中3 研究論文執筆に向けた第一歩

洗足学園では、中学高校の6年間を通じて探究学習に力を入れています。

探究学習とは、自己の興味関心に基づいて問いを立て、その正解がまだ明らかになっていない問いを追究していく学習のことです。
実社会は教科書よりも複雑に様々な事象が絡み合い、かつ絶えず変化し続けています。
そんな実社会の中に、自己の学問的関心との接点を見出して問いを立て、答えを追究していく力は、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代を生き抜いていくために、まさに必要な力だと言えるでしょう。

本校では探究学習の集大成として、中学3年と高校2年で研究論文を執筆します。
今回のNEWS&TOPICSでは、中学3年生の研究論文執筆に向けた最初の取り組みを紹介します。

探究学習の目標と、研究を進めていくための過程について説明を受けた生徒たちは、早速自分の研究テーマを模索するためのグループワークに取り組みました。
まず与えられたのは、過去に生徒たちが行った研究テーマの例です。
グループで面白そうなテーマを選び、そのテーマが日常の中のどのような感動や気づき、違和感から生じたものかを予想します。
日常生活の中には、実は研究テーマの種がたくさん転がっているのだと気づくことができたようです。
その後、生徒たちは自分が日常生活の中で感じたこと、気づいたことを模造紙に書き出し、そこからどのような問いが生まれるかを考えるワークを行いました。
次々に模造紙に貼られていく「!(感動)」と「?(疑問)」の付箋には、日常の些細に思われる事象も心に留めている、生徒たちの鋭敏で豊かな感性がうかがえました。

中学3年において探究学習における研究テーマを選ぶことは、将来にわたって追究していく自己の学問的関心を見出す最初の一歩でもあります。
これから15歳の研究者として研究を進めていく生徒たちの様子を、こちらのNEWS&TOPICSにてレポートして参りますので、お楽しみに。

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