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2024.05.16

中2 哲学対話を通じた「奉仕」への取り組み

洗足学園の建学の精神のひとつに「奉仕」があります。
昨日は中学1年の「哲学対話」への取り組みを紹介いたしましたが、本日は中学2年において「哲学対話」を手法として用い、この「奉仕」について理解を深める取り組みをレポートいたします。

「奉仕」として生徒がすぐに思い浮かべることのできるイメージのひとつに「ボランティア」があります。
その言葉自体は広く社会に知られていますが、我々人間にとって「ボランティア」、ひいては「奉仕」とはどのような意味や価値を持つものなのか、生徒たちに投げかけたのがこの授業です。

HR計画委員を中心に、テーマとして取り上げたのは次の2つです。
1 未来のボランティアはどうなっているのか
2 ボランティアに恩返しは必要か

「AIが台頭していくにつれ、ボランティアで行われるような活動は機械が担うようになるのではないか」「恩返しというほどでなくても、見返りを求めたい気持ちになってしまう」など、生徒たちは率直な意見を交わし合っていました。

哲学対話では結論を出すことを目的とするのではなく、様々な視点から物事を考える力を育て、モヤモヤした気持ちを抱えたまま生涯に渡って考え続けていく姿勢を育むことを目的としています。

中学2年では、この「哲学対話」をキックオフとして位置づけ、1年間「奉仕」の精神と向かい合っていきます。
彩羽祭(文化祭)において展示発表という形で、途中成果を報告することが、生徒たちの最初の課題となります。
NEWS&TOPICSでは、今後も生徒たちの取り組みをレポートしていきます。

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