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2023.11.10
高2 修学旅行レポート 後編
一昨日お伝えした、高校2年修学旅行レポート前編に引き続き、後編として3日目・4日目の京都での研修の様子をお伝えいたします。
3日目は京都市街で自主研修を行いました。
各班の行程に分かれる前に着物を着付けていただき、着物で街を散策します。
生徒は悩みながら各々好きな色・柄の着物を選び、自主研修のチェックポイントとなっている世界遺産・重要文化財を巡っていました。
自主研修後は、観世会館にて能楽体験を行いました。
日本の伝統芸能「能」について、舞い方や能面、衣装や囃子・謡に至るまで、生徒が能舞台で実際に体験しながら学び、幽玄なる能の世界を堪能しました。
夕食後は、修学旅行委員によるサプライズ企画「高台寺ライトアップツアー」を行いました。
委員がバス車内で行き先を発表すると、何も知らされていなかった生徒たちからは歓声と共に、「ありがとう!」と感謝の声があがりました。
プロジェクションマッピングの映像に目を輝かせ、一生の思い出を心に刻んでいました。
最終日は、北野天満宮にて学業成就のご祈祷を受けました。
修学旅行での経験から学んだことや思い出を胸に、これから自己の進路実現へ向けて努力を重ねていくという決意を新たにしました。
その後は、京菓子・抹茶・組紐・西陣織・京友禅の5つのコースに分かれ、京都の伝統文化を体験しました。
作成したものを持ち帰ることができるコースも多く、文化を体験しながら形に残る思い出をつくることができました。
お手本よりも少しゆがんでしまったお互いの作品を見て笑い合いつつも、継承されている技術の高さを実感することができたようです。
昼食後に行われた閉会式では、4日間の修学旅行を振り返る動画を視聴したのち、修学旅行実行委員長・副委員長からの挨拶がありました。
今回の修学旅行は、生徒による自治活動の集大成として、実行委員を中心にゼロから企画を練り上げてきました。
4日間の修学旅行を完遂した委員からは、「これでいいのかという不安も大きかったが、他の委員やクラスメイトのおかげでやり遂げることができた」「みんなからの『楽しかった』という言葉に本当に救われた」といった感謝の言葉が述べられていました。
委員たちの言葉に、充実した4日間が終わってしまうことへの名残惜しさと、委員への感謝の思いが溢れた生徒たちの涙が印象に残る閉会式となりました。
洗足学園では、生徒が主体的に行事を企画・運営する、自治活動を大切にしています。
生徒が企画することにより、その経験を通じて何を学ぶことができるかを考えることができます。
学びを与えられるだけではなく、自らデザインしていく姿勢は、洗足の生徒に受け継がれてきたものです。
生徒の主体性の結実を見るとともに、これから進路実現に向けて力強く学び続けていくことを確信した修学旅行となりました。