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2023.08.03

高校2年生の取り組み 前編~研究論文中間報告会

本校の高校2年は、実質的な学園のリーダー学年であると同時に、これまでの学園での学びの総仕上げを行う学年でもあります。
これまでNEWS&TOPICSでは、リーダーとして活躍をみせる高校2生たちの活動をレポートしてきました。
今回は角度を変え、2回に渡って、学びの総仕上げに向けた高2生たちの取り組みと、進路・進学に向け着々と取り組む姿をお伝えして参ります。

前編の本日は、探究活動のまとめに向けた取り組みについて、ご紹介いたします。
本校では、中学3年と高校2年で、探究活動の集大成として研究論文を執筆します。
高校2年では、高校1年の探究の時間の経験を活かしつつ、高次の研究・論文を目指します。

生徒たちが挑んでいるのは単なる調べ学習ではなく、先行研究を調査しながら、そこで明らかになっていない新しい課題を見出し、仮説を立て、検証を行う、より深い探究学習です。
実社会の中に見出した、「答えがまだ明らかになっていない問い」を、教科や学問の枠はもちろん、「高校生にはここまでしか分からない」というような既成概念を超えて、総合的・横断的に考えることを目的としています。

中学3年次のテーマをさらに深く探究する生徒がいる一方、自己の進路と関連付けた新しいテーマを設定して研究を進める生徒もいます。
また、4月に一旦決めたテーマも、研究を進めていくうちに更に具体的になり、個々の生徒の関心が反映された独創的なテーマへと深まってきました。

中間報告会では、生徒たちが4~6人程度のグループに分かれ、1学期中の研究の進捗と、夏休みに進める研究の計画について報告し合いました。
この中間報告会は、高2進路委員が中心となり、お互いの研究により良い刺激を受け合えるような会を、と計画したものです。
進路委員の意図した、「その実験方法はどうやって決めたの?」「研究を進めるにあたって課題になっているのはどんなところ?」といった質問が活発に飛び交う会となりました。
友人が関心を持っている問いを知ることを通して、実社会に向ける新しい眼差しを獲得しようとする生徒たちの姿は、世界に向けて問うことから学びが始まるということに立ち返らせてくれるものでした。

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