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2022.10.18
中1 教科融合授業(社会×英語×道徳)を行いました
洗足学園では、各教科で学んだ内容を分断化された知識に留めるのではなく、横に繋ぎ有機的に結びつけることで、新たな知を生み出す真の知恵を身に着けてもらいたいとの思いから、積極的に教科横断型の授業を実施しています。
中学1年では、2学期中間考査前の総合的な探究の時間に、社会・英語・道徳の教科融合授業を実施しました。
本日のその様子をレポートいたします。
授業のタイトルは、「映画Zootopiaから考える多様性、差別と偏見(英語と社会の視点から)」です。
この授業は、以下の内容を目的として実施しました。
1 「多様性」「差別・偏見」について考える機会にすること。
2 映画で描かれるテーマを「社会」の観点から、現実世界での問題(背景)に結び付けて学ぶこと。
3 映画の日本語訳からは見えてこない、オリジナル(英語)言語から感じることのできる「差別・偏見」や英語ならではの表現について学ぶこと。
4 言語を理解することの面白さを知ってもらうこと。
初めに映画「Zootopia」の紹介を通じて、描かれているテーマである「多様性」「寛容性」「差別と偏見」の提示が行われました。
生徒たちは、楽しく鑑賞した映画の根底にある「メッセージ」を受け止めることの大切さを実感しているようでした。
続いて、「社会」の視点から「ヨーロッパにおける差別と多様性」「アメリカにおける差別と多様性」についての説明が行われました。
社会科の授業で学んだ内容との結びつきに、生徒たちは映画から新たな知見を得ることができました。
「英語」の視点からは、「predator[肉食動物]」と「prey[草食動物]」など「animal」についてのイメージを、日英のセリフ比較から考えていきます。
グループワークでは、周りの友人たちと各動物のイメージを積極的に共有しあうことによって、自分とのイメージの差を実感するなど、多くの気づきが得られたようでした。
また、「日英セリフ比較」では、字幕と原文(英文)を比較することによって、字幕からは伝わらない隠された原文の魅力に気づくことができたようでした。
このように、教科融合授業を通じて、生徒たちは既存の教科の枠を超えた思考力をつけることができました。
次回の授業では、「道徳」の視点から「自分が思うユートピア・理想郷とは?」をテーマに、「哲学対話」を実施する予定です。