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2022.03.03
高1生がエコノミクス甲子園全国大会で健闘しました
金融知力普及協会が主催し、文部科学省や金融庁が後援する「全国高校生金融経済クイズ選手権『エコノミクス甲子園』」に高校1年生2名が出場し、健闘しました。
『エコノミクス甲子園』は、社会に羽ばたく前の高校生に、世の中がどのような金融経済の仕組みで動いているか理解して読み解き、「自分のライフデザイン」や「自分とお金の関わり方」をクイズを通して考えてもらうきっかけとするために開催される大会です。
N.KさんとM.Rさんのチームは、昨年12月に開催された神奈川県大会で見事優勝し、2月26日(土)・27日(日)に開催された全国大会に出場しました。
2人は今回の出場を、翌日、宮阪校長先生に報告しました。
N.KさんとM.Rさんから、出場を終えての感想が届いています。
是非お読みください。
高校1年M.R
私は、経済とクイズに興味があったため、軽い好奇心からこのエコノミクス甲子園に出場することを決めました。
エントリー後まもなく基礎的な教材が配付され、勉強し始めたものの、その量に竦む思いでした。
神奈川県の地方大会は、画面上で行う四択クイズでした。
結果、私たちは授業で習った箇所や教材の僅か一部しか解答できず、もう少し勉強をしておくべきだったと強く後悔し、すでに来年にも再挑戦するかを話し合っていました。
しかし、驚くことに二位のチームと三秒差という接戦で運良く全国大会に出場が決まりました。
あまりのことに実感がわきませんでしたが、地方大会での後悔を活かし、ここから気持ちを切り替えて勉強しようと決意しました。
全国大会では、聞いたことさえない経済用語を飄々と解答されている他チームの方々の実力を間近で見て、そのたった数問にかけてきた計り知れない努力に感服しました。
それに対し、私たちはわかる問題が数回だけ現れるという状況で、終始焦りと不安を覚えていました。
そして嫌な予感は的中し、初戦の五問からすでに実力の差を思い知る結果となりました。
自分の不甲斐なさと応援してくださった方々への申し訳なさが募りましたが、まずは、友達や先生を始めお世話になった沢山の方々に感謝したいです。
私たちは結果を残すことができませんでしたが、私にとってこの学外活動に参加したことで他の方々から良い刺激を受け、自分と同じように金融やクイズに興味がある仲間ができたことは一生の財産です。
私たちは未だに消化しきれていない気持ちが大きいので、これから一年弱かけて再び勉強をし、来年も参加したいと思います。
高校1年N.K
全国大会出場を終えた今、金融知力を一層高めることができたと実感しています。
出題範囲の中で私は主に株及び投資分野に力を入れましたが知識の向上とともに、経済ニュースなどの話題の内容についていけるような力が身についたので、今大会は非常に有意義なものになったと思います。
私は以前から投資にとても興味があり、実際に行ってみたいと常日頃思っています。
将来、自分だけではなくお金にも働いてもらいたいと考えているからです。
ですが、なんの知識もなく投資を行えばそれこそギャンブルと大して差がないと知っていたので、普段の生活で投資に関する知識を深めようとはしていたのですが、中々他の勉強と並行して上手に取り組むことが出来ていませんでした。
そんな折に今大会によって与えられた機会は私にとって貴重なものであり、それを最大限に活用し、「自分の将来のため」に経済知識を増やすことが出来たと思います。
また、たとえ投資を行わなかったとしても、将来自立したときには必ず経済に関わらなければなりません。
「お金」は生きていく上で必須なものであり、それと上手く付き合えるかどうかが今後の人生を左右すると私は考えています。
世間では悪質な商法などが存在し、そういったようなものに引っかからず、経済的なトラブルに巻き込まれないためにも経済の仕組みを理解し、より知識を深めることは「自分の将来の糧」になると思います。
したがって今回参加させていただいた金融知力普及協会様主催の第16回エコノミクス甲子園全国大会は私にとってとてもためになり、出場して良かったと心から思っています。
たとえ大会のルール上負けてしまったとしても、得た知識が失われることはないので、自分の将来のためにも来年もぜひチャレンジしようと思います。
今回の経験を通して、2人は大きく成長しました。
「挑戦」は、結果も大事ですが、その過程にこそ真の価値があります。
2人の後に続き、多くの洗足生が自らの興味あることに「挑戦」していくことを応援していきます。