洗足学園には「世界への扉」があります。その扉を開けるとひとたび世界へ飛び立つことができます。生徒一人ひとりがその扉の鍵を持っていますが、その鍵とは「積極的かつ自主的に考えて動くこと」です。日本を旅立ち、異国の地での生活を経験することで視野が広がり、視座も高まります。世界中の人々との交流を経て、将来どのような人間になりたいか、どのような職業に就きたいかについて深く考える機会となります。
親元を離れ、見知らぬ土地で生活をすることは、並大抵のことではありません。中高生にとっては非常にハードルが高いことです。しかしだからこそ、洗足学園は困難な道に挑戦する生徒たちの背中を、そっと押します。なぜなら、海外での経験を通してでしか得られないものがあるからです。それは、何物にも代えがたい知識・教養はもとより、柔軟な思考力、批判的に物事を判断する力、他者とコミュニケーションを取りながら協力して目標に向かっていく力です。なぜそのような能力が重要なのか。「世界を変える」という言い方をすると大げさかもしれませんが、将来自分が属するコミュニティや社会にインパクトを与えるため、自分と周囲にいる人々が住む世界をより良い社会に変えることができるようになるために、他者の視点に立って自らの視点を常に省みる必要があるのです。海外研修・留学を経験することにより、そういった能力を培うことができます。
国際化がますます進む中で、これからの時代を生き抜いてゆく子供たちにとって必要なもの。それは、「自ら課題を見つけ、それを解決していく力」です。洗足学園では21世紀を担う国際人を育てるための国際化教育に力を注いで参りました。
洗足学園の留学・研修プログラムは、全て本校が独自に開発・実施しているもので、特別なルートで厳選された学校から選定しています。さらに留学中のプログラム内容に関しても、本校と提携校が共同で開発し運営しています。単なる海外経験を超えた、国際感覚や広い視野を身につける内容となっております。
今年度で記念すべき10回目を迎える洗足学園模擬国連同好会主催「ジャパンメトロポリタン模擬国連大会」(以下、「JMMUN」)が、2025年3月29日(土)30日(日)に開催されました。
JMMUNの運営は、洗足学園の模擬国連同好会の生徒たちが全て担っており、生徒による生徒のための2日間に渡る模擬国連大会です。
今年度は国内・海外から56校、420名が参加しました。
海外からの参加は、12か国となり、JMMUNが国際大会としての規模を誇る模擬国連大会であることを示しています。
今回のメインテーマは「 Harmony: Taking Down Barriers of Prejudice and Misconception 」(調和:偏見と誤解の壁を取り払う)です。
このテーマも、生徒たちが熟考の末、決定しました。
初日は開会式のあと、基調講演が行われました。
基調講演では、 国連ボランティア計画(UNV)の櫻井亜沙子氏にお越しいただきました。
櫻井氏は、国連ボランティア計画(UNV)の役割やボランティアの意義を紹介し、若者がボランティアを通じて持続可能な開発に貢献できることを強調しました。
また、UNVには給与や手当のある多様なボランティアの機会があり、若者には今から将来の目標を考え、行動を起こすことが重要だと呼びかけました。
大講堂でのオープニングに続き開催された5つの会議。
この日のために生徒たちは準備を入念に行ってきました。
Oxford MUNやHarvard MUNなどで培った力をJMMUNに還元しつつ、年々JMMUNを進化させていく姿には、頼もしさを感じさせます。
初めて模擬国連に参加する学校の生徒たちにも、模擬国連の楽しさを感じてもらえるよう初心者会議も設け、中級者会議、上級者会議と3つのレベルを議会に設定しました。
参加生徒たちは2日間のプログラムで、白熱した議論を行いました。
本校模擬国連同好会の生徒たちは、各会議の議長としてファシリテートしながら、それぞれの大使たちが合意できる決議案の採択に向け、公正かつ中立な立場で議論を調整していました。
運営を行った本校の生徒たちにとっても、参加した国内及び世界各国の生徒たちにとっても、実りの多い2日間でした。