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2023.08.04

高校2年生の取り組み 後編~進路への取り組み

昨日の「高校2年生の取り組み前編」に続き、本日は後編として、高2生たちが臨んだ進路に向けての取り組みをお伝えいたします。
高校2年では、ホームルームの時間を活用し、自分の意見を客観的に論述する力の育成に取り組んでいます。
昨日お伝えした研究論文の執筆も、論述力の向上には欠かせない取り組みですが、今回は進路に向けての取り組みの一環として行った志望理由書の執筆についてレポートいたします。

自己の進路実現のため、向上心を持って学びを継続していくには、なぜ進学したいのかという熱意が欠かせません。
高校2年は、部活動や生徒会活動で中心となるリーダー学年である一方、進路実現の上では目標を定めていく重要な時期となる学年です。
ただ漠然と希望する進学先に憧れを持つだけではなく、なぜそこにこだわりたいのかを客観的に見つめるため、生徒たちはこの夏、志望理由書の執筆という課題に取り組みます。

志望理由書を書き上げるには、将来専門的に学びたいと考える学問を明確にすることはもちろん、そのような関心を抱くきっかけを振り返り、未来と過去をつなぐ思考を経て、現在の志望を見つめ直すことが必要です。
また、その学問を学ぶ社会的な意義について考えることを通じ、机上の学問を実社会の問題へと繋げていく視点を獲得していかなければなりません。

1学期終業式の後、生徒たちは将来学びたい学問や、これまでの自分を振り返った「自分史」のキーワード、関心を持っている社会問題など、様々なテーマについて意見交換を行いました。
友人たちの関心や生き方の軸に触れることを通じて、自己を改めて見つめることができます。
長い夏休み中も様々な場面で活躍し、その経験を通じて更に将来に向けての展望を具体的にしてくれることでしょう。

洗足学園では、生徒の幸福な自己実現に向け、各学年で成長の段階に合わせた様々な進路への導きを行っています。

NEWS&TOPICSは、8月7日から8月20日まで夏休みをいただきます。
次回の更新は8月21日を予定しております。
どうぞお楽しみに!

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2023.08.03

高校2年生の取り組み 前編~研究論文中間報告会

本校の高校2年は、実質的な学園のリーダー学年であると同時に、これまでの学園での学びの総仕上げを行う学年でもあります。
これまでNEWS&TOPICSでは、リーダーとして活躍をみせる高校2生たちの活動をレポートしてきました。
今回は角度を変え、2回に渡って、学びの総仕上げに向けた高2生たちの取り組みと、進路・進学に向け着々と取り組む姿をお伝えして参ります。

前編の本日は、探究活動のまとめに向けた取り組みについて、ご紹介いたします。
本校では、中学3年と高校2年で、探究活動の集大成として研究論文を執筆します。
高校2年では、高校1年の探究の時間の経験を活かしつつ、高次の研究・論文を目指します。

生徒たちが挑んでいるのは単なる調べ学習ではなく、先行研究を調査しながら、そこで明らかになっていない新しい課題を見出し、仮説を立て、検証を行う、より深い探究学習です。
実社会の中に見出した、「答えがまだ明らかになっていない問い」を、教科や学問の枠はもちろん、「高校生にはここまでしか分からない」というような既成概念を超えて、総合的・横断的に考えることを目的としています。

中学3年次のテーマをさらに深く探究する生徒がいる一方、自己の進路と関連付けた新しいテーマを設定して研究を進める生徒もいます。
また、4月に一旦決めたテーマも、研究を進めていくうちに更に具体的になり、個々の生徒の関心が反映された独創的なテーマへと深まってきました。

中間報告会では、生徒たちが4~6人程度のグループに分かれ、1学期中の研究の進捗と、夏休みに進める研究の計画について報告し合いました。
この中間報告会は、高2進路委員が中心となり、お互いの研究により良い刺激を受け合えるような会を、と計画したものです。
進路委員の意図した、「その実験方法はどうやって決めたの?」「研究を進めるにあたって課題になっているのはどんなところ?」といった質問が活発に飛び交う会となりました。
友人が関心を持っている問いを知ることを通して、実社会に向ける新しい眼差しを獲得しようとする生徒たちの姿は、世界に向けて問うことから学びが始まるということに立ち返らせてくれるものでした。

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2023.08.02

彩羽祭に向けた実行委員の頑張り

7月28日(金)、彩羽祭実行委員会のトップである委員長のK.Hさんが宮阪校長先生を訪ね、準備の進捗状況の報告や実施に向けた取り組みを語りました。

本校では生徒自治活動の重要な柱として彩羽祭を位置づけ、来場者の入場形態の設定から当日の展示・公演・飲食プログラムの管理・進行、広報活動及び公式ホームページの制作、校内の装飾に至るまで全てを生徒たちが取り仕切り、実行します。
既に1学期より彩羽祭に向けた準備は着々と進んでおり、来月の本番に向けて枠組みとその内容が整いました。

実行委員長のKさんは、新型コロナウィルス感染症が感染症法上の5類となって初となる彩羽祭を安全に行えるよう、来場者の入場に関して、設定した枠や入校の仕組みについて校長先生に説明を行いました。
また、今年の特別企画として「洗足のリアル」と題した企画公演について、「『学びのある文化祭』にしたいという思いからこの企画を立案しました」と語りました。
その他にも、当日のスケジュールや段取りに関して、校長先生と詳細な打ち合わせを行いました。
Kさんの表情を輝かせて語る姿が、大変印象的でした。
校長先生からは、「彩羽祭は生徒の皆さん自身が創っていくものです。頑張ってください!」とエールが送られました。

生徒たちは自治活動を通して、自らの頭で考え、困難な状況があってもそれを乗り越える精神力と知恵の生かし方を学んでいます。
この経験が、きっと生徒たちの人生の糧になるはずです。
これからも彩羽祭実行委員の生徒たちの頑張りを応援していきます。

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2023.08.01

高3夏期講習の様子をお伝えいたします

本校の授業は、大学進学後に十分な専門的研究ができる学力、そして社会で活躍するために必要な知と教養の育成を目指しています。
授業だけで十分な学力の向上が期待できますが、難関大学への進学をより確実なものとするため、様々な講習をはじめ多様な学力支援講座を設置しています。
この夏は中学3年生以上の学年で、夏期講習を実施しています。
本日は高校3年の夏期講習の様子をお伝えいたします。

高校3年生にとって、夏は天王山ともいえる時期です。
それぞれの進路実現に向けて懸命な取り組みを行っています。
この日夏期講習が行われている教室を覗くと、そこには真剣な眼差しで授業に集中している高3生の姿がありました。
先生の解説をすべて吸収し、自分の力にしていこうという気迫がひしひしと伝わってきました。

本校では、高校卒業後、さらに学びを続け、それぞれの可能性を花開かせることができるよう、通塾に頼らない進学サポート体制を整えています。

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2023.07.31

アメリカ研修1週目の様子をお伝えいたします

本校では、夏休みまたは春休みに希望者を対象とした海外語学研修を実施しています。
単に英語力の向上を目指すだけでなく、英語を実践的に使用することで、新しい世界へ飛び出すチャンスとさせたいと考えています。

昨夏より再開したアメリカでの夏期語学研修を、本年度も7月16日(日)より3週間の日程で実施しております。
本日は、夏期アメリカ語学研修1週目の様子をレポートいたします。

アメリカ・ロサンゼルスでの研修では、週4日間の英語の授業に加え、ホストファミリーとのファミリーデイなど、アクティビティが数多く予定されています。
研修初日、26名の生徒たちはホームステイ先のホストファミリーと合流し、2日目よりカリフォルニア州トーランスにあるEl Camino Collegeでの英語の授業を受講しました。

ネイティブの先生によるコミュニカティブな授業に、最初は緊張で口数の少なかった生徒たちもどんどん発言が増え、楽しく英語を学んでいました。
生徒たちは、洗足学園の日々の英語学習が生きていることを実感したようです。
午後はトーランスを周るSouth Bay Tourに参加し、ウェイフェアーズチャペル、レドンド・ビーチ、そして現地のスーパーに立ち寄りました。
スーパーのレジでの支払いに挑戦するなど、アメリカの文化を肌で感じる貴重な体験になりました。

各日午前中の授業の後、午後はアクティビティーとして様々な活動にチャレンジしました。
3日目に行われた地元のユースグループとの交流会では、アイスブレークとしての自己紹介の後、現地の生徒たちとバスケットボールや卓球のゲームを一緒に楽しみました。
英語をコミュニケーションの道具として活用していく中で、心の交流も生まれていくことを生徒たちは実感していました。

また、休日のプログラムも充実しています。
ユニバーサルスタジオハリウッド訪問、レドンドビーチでの海水浴、大谷選手の所属するロサンゼルス・エンゼルスの野球観戦。
どれも生徒たちにとって、かけがえのない思い出になったようです。

次回は2週目の様子を第2弾としてお届けする予定です。

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2023.07.28

中1白樺湖ホームルーム研修レポート 第2弾

昨日に引き続き、7月23日(日)~25日(火)の日程で行われた中学1年白樺湖ホームルーム研修の様子を紹介いたします。
本日は第2弾として、2日目・3日目の生徒たちの姿をレポートいたします。

2日目は、「車山ハイキング」と「キャンプファイヤー」が行われました。
ハイキングでは標高1925mの車山の山頂を目指して、クラスごとに登りました。
「関東とは違った白樺湖の綺麗な空気が吸えて清々しかった。」
「ガイドさんの『みんなが虫たちの世界にお邪魔している』という言葉が印象に残り、虫を含めた自然に対して謙虚な気持ちになれた。」
「都会では見られない植物が見られ、またコンクリートの上ではありえない涼しさを体感でき気持ちよかった。」

生徒たちの感想から、自然の偉大さと謙虚な気持ちを持つことの大切さを感じている様子が伝わってきました。

キャンプファイヤーでは点火の儀式で火のありがたみを知った後で、ホームルーム研修実行委員が何日もかけて考え、企画したレクリエーションを行いました。
普段はあまり関わることのない他クラスの生徒との交流ができたようで、生徒たちは充実した時間を過ごすことができました。

最終日となる3日目は、鷹山ファミリー牧場での体験学習に臨みました。
はじめに全員でスモークチーズを作り、その後班ごとに乳搾り体験、バードコール作り、トラクター乗車体験、魚のつかみどり体験など複数のアクティビティに分かれました。
生徒はそれらの体験を通して
「実際に体験をしたことで、自分達が飲んでいる牛乳は本来子牛が飲むものを譲ってもらっているのだなと実感し、感謝の気持ちを学ぶことが出来た。」
「昔は冷蔵保存ができなかったから、燻製という方法で保存をしていたことを知り、牧場では昔の知恵を学ぶことができた。」
など、「すべての経験を学び」として捉えることができたようです。

3日間の研修を通して、生徒たちは今まで経験したことがない様々な体験から、楽しみながらも多くを学ぶことができました。
ホームルーム研修での経験を糧に、2学期も充実した日々を過ごしてもらいたいと思います。

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2023.07.27

中1白樺湖ホームルーム研修レポート 第1弾

中学1年では、例年夏期行事として宿泊を伴うホームルーム研修を行っています。
信州の豊かな自然の中での共同生活を通じ、相互の信頼を深め、協調の精神を学びます。
アウトドアクッキングやハイキング、キャンプファイヤーなどの体験から、大地の恵みへの感謝の気持ちと自然を守り次の世代へ引き継ぐ精神が培われます。

今年度は、7月23日(日)~25日(火)の2泊3日に日程で実施をいたしました。
本日は、1日目の様子を第1弾として紹介いたします。

初日は、開校式とアウトドアクッキングが行われました。
アウトドアクッキングでは、班のメンバーと協力して、ローストチキンやビーフシチューを作りました。
食材のありがたさを学び、それらに感謝をしながら生徒たちは調理を行いました。
「自分の班は火がなかなかつかず苦戦していた中、違う班の人からコツを教えてもらって火をつけることができました。」
「親たちはいつも当たり前のように料理をしていますが、実際作ってみて楽しかったけれど、とても大変だったので、親の大変さを学び、感謝の気持ちでいっぱいになりました。」
「普段ならコンロをつけてフライパンやお鍋でシチューを作れてしまうけれど、コンロがないというだけで火を調整をするのが難しく、常に気を使い大変でした。けれど、その分、作った料理はとても美味しく感じました。」

今まで当たり前だと思っていたことに感謝しなければならないということを改めて実感している様子が、生徒たちの感想から伝わってきました。

夜には、2日目のハイキングに向けて山岳ガイドの方による事前オリエンテーションが行われました。
車山高原をはじめとした自然環境への理解を深め、翌日のハイキングを有意義なものにしていこうという生徒たちの表情が印象的でした。

明日は2日目、3日目の様子を第2弾としてレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに。

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2023.07.26

7月にアトリウムに展示された作品を紹介いたします

洗足学園では、感性を伸ばすことは学校教育における重要な要素である考えています。
校内にはアトリウムの奥村信之作「ミネルヴァ像」やSKYLIGHT READING ROOMのスタニスラフ・リベンスキー作「Taking-off」(邦名「離陸」)、Minerva Cafeの濱田庄司作の陶器をはじめとした一流の芸術作品が置かれています。

恵まれた環境の中で生徒たちは音楽と共に美術や書道といった芸術の授業にも励み、素晴らしい作品を制作しています。
本校の高校1年芸術の授業は選択制になっており、生徒たちは「音楽」「美術」「書道」から1科目を選択し履修します。

7月は「選択美術」を履修している高1生たちが制作した「人物」をテーマとした鉛筆デッサンが展示されました。
写真を見ながら精細に描かれた作品は、細部にわたり緻密かつ躍動的に描かれています。
そのクオリティーの高さは見事としか言いようがありません。

生徒たちは感性を磨くと同時に、表現のための技法の習得を通じて、分析的な観察力・表現力・思考力を学んでいます。
WEB上ではありますが、生徒たちの力作をご鑑賞ください。

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2023.07.25

中国遼寧省と神奈川県高校生オンライン文化交流会に参加しました

7月13日(木)、神奈川県経済貿易事務所が主催し、中国遼寧省政府・神奈川県・神奈川県私立中学高等学校協会が共催する「中国遼寧省と神奈川県高校生オンライン文化交流会」 に本校の生徒が参加しました。

このオンライン交流会は、次代を担う中学生・高校生の異文化理解の深化と相互の交流の活性化を図ることを目的として、友好提携を結ぶ神奈川県と遼寧省の中学生・高校生が、オンラインで文化交流を行うイベントです。
交流会では、使用言語は英語を基本としてテーマを設定し、オンラインで話し合いが行われます。
生徒たちはSKYLIGHT READING ROOMのミーティングスペースに集い、このイベントに臨みました。

この日の交流相手は、中国遼寧省瀋陽市の瀋陽市第四中学の生徒たちです。
コーディネーターのファシリテートのもと、お互いの学校紹介から始まり、日中相互のカルチャーをテーマとして交流が行われました。
国の垣根を越え、同世代としてお互いを尊重し、理解し合うことの大切さを生徒たちは実感していました。

今後も、本校では国際交流活動を通して、生徒たちの視野を広げていきたいと考えています。

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2023.07.21

1学期終業式が行われました

本校では、本日1学期の終業式が行われました。

はじめに校歌の斉唱が行われました。
生徒たちの心のこもった歌声が大講堂に響きました。

校歌斉唱後、登壇された宮阪校長先生は、今学期を振り返り「躍動感」のある学期であったとお話しされました。
体育祭をはじめとした様々な行事、目的意識を持ち意欲的に取り組んだ授業や探究活動、それらに臨んだ生徒たちにとって、1学期はまさしく躍動感のある学期となりました。
次に、校長先生は、昨日来校した卒業生の「自分たちが通っていた時よりも洗足は発展している」という言葉を取り上げられました
自分の為だけではなく人々に貢献するという洗足学園の創立者前田若尾先生の思いが、生徒たち一人一人に息づき、それが発展に繋がっていると語られました。
最後に、これから迎える夏休みを「挑戦」の気持ちをもって過ごしてもらいたいとエールを送られました。

次に、舞台上では、部活動で受賞した生徒の表彰が行われました。
登壇した生徒は校長先生の「おめでとうございます!」という言葉に、嬉しそうな表情を見せ、賞状を受け取っていました。

続いて、彩羽祭(文化祭)実行委員の任命式が行われました。
校長先生から任命書を渡された実行委員の生徒たちの誇らしい表情が大変印象的でした。
彼女たちのリーダーシップのもと、全生徒が一丸となって困難を乗り越え、素晴らしい文化祭を築き上げることを期待しています。

その後、学外交流活動報告が行われました。
この日登壇したのは、先日のNEWS&TOPICSでもその活躍を紹介いたしました高校3年の多田夏希さんです。
自身が参加したギリシアでの国際哲学オリンピックでの経験を語ってくれました。
哲学に興味を持ったきっかけからプログラムの説明、参加によって得られたことに至るまで、自ら作り上げたスライドを駆使してのプレゼンテーションに、後輩たちの目は釘付けになっていました。

最後に登壇した生徒会長の高校2年Yさんは、これから迎える夏休みに際して、安全に気を配ることと困った時は互いに助け合うことを全校生徒に呼びかけました。

これから生徒たちは約40日間の夏休みを迎えます。
一人一人が目的意識を持ち、勉学に、学外活動に、自治活動に、精一杯取り組んでもらいたいと思います。

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2023.07.20

1学期を振り返って~中3修学旅行に向けた取り組み

本校では、中学3年次と高校2年次に修学旅行を実施しています。
中学3年生たちは九州の地を、高校2年生たちは関西の地を訪れます。
NEWS&TOPICSではこれまで、高校2年生たちの修学旅行への取り組みに関してレポートして参りましたが、中学3年生たちも負けてはいません。
本日は1学期を振り返り、中学3年生たちの修学旅行に向けての取り組みをお伝えいたします。

中学3年の修学旅行では多くの学びの目的がありますが、その大きな柱の一つに平和学習があります。
過去を知り、現在を見つめ、未来を考えることは、生徒たちにとって欠かすことのできない学びです。

修学旅行の実施は10月ですが、平和学習への取り組みは1学期よりスタートしています。
5月には、修学旅行実行委員の生徒たちが修学旅行に対する思いや抱負を発表しました。
本校では、生徒の自治活動を大事にしており、修学旅行に関しても実行委員会で様々なアイデアが出されます。
各委員からは、皆で楽しい思い出をつくりたいという熱い思いを聞くことができました。

修学旅行先の長崎での平和学習に関して、核兵器廃絶などの課題を自分事として考えたいと訴える委員もいました。
実行委員の生徒はこれから何度も議論を重ね、教員とも打ち合わせを行って当日を迎えます。
平和の大切さを学び、その平和をつないでいくためには何が必要なのか、事前学習で学びを深めている生徒たちの姿勢からは、修学旅行をただの旅行で終わらせるのではなく、自分の成長の糧にしていこうという強い意思が感じられました。

最終的に生徒たちはどのような修学旅行を作り上げるのか、これからの更なる準備や実際の旅の様子は、こちらのNEWS&TOPICSで紹介していく予定です。

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2023.07.19

STEAM教育×探究授業の実践を紹介いたします

STEAM教育とは、近年注目されている教育手法の1つです。
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の5つの分野の学習に、創造性教育を加え、分野横断的な学びを行っていきます。
これにより、知る(探究)と創る(創造)のサイクルを生み出し、生徒の成長を促していきます。

7月14日(金)、高校1年では、このSTEAM教育に探究授業を掛け合わせ、グローバル社会を見据えた視点を取り入れるべく、授業は全て英語で行うという取り組みを行いました。
具体的には、ネイティブの教員による実験のデモンストレーション、生徒たちの実験への取り組み、発表の為のグループワークショップ、英語を用いた研究成果の発表を行いました。
実験のパートでは、液体の種類による浸透率の違いの検証実験など複数用意された実験に、それぞれの班に分かれて取り組みました。

生徒たちは、英語の授業で学んでいる英語と実験の際に使われる実践的な英語との違いに、はじめは戸惑っている様子でした。
しかし、徐々にコミュニケーションの道具としての英語に適応し、グループ内で意思疎通を図りながら先生の指示を理解し、互いに協力して実験や考察を行っていきました。
また、発表資料のスライドも全て英語で作成し、プレゼンテーションも生徒全員が英語を用いて発表しました。

普段の授業での学びを基に、得た知識を横断的に活用し取り組んだ実験・ワークショップを経験することで、生徒たちの好奇心と探究心、創造力が更に広がりました。
また、コミュニケーションの道具としての英語の重要性を、生徒たちは実感できたようでした。
洗足学園では今後も時代の先を行く教育を積極的に行って参ります。

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2023.07.14

デジタル地球儀SPHEREが設置されました


7月13日(木)本校校舎1階 TEA LIBRARYにデジタル地球儀「SPHERE」が設置されました。

「SPHERE」は世界初のデジタル地球儀「触れる地球」を原型に、常に新たなデータやコンテンツがオンラインで更新される「進化する地球儀」です。
人工衛星から送られてくるリアルタイムの雲や台風の発生、世界の都市のライブカメラの画像、数億年前の大陸移動から地球温暖化の未来予測まで、生きた地球の様子を確認できます。
また、気候変動や自然災害、貧困や飢餓、ゴミ問題など、現代の地球のリアルな課題を「見える化」し、国立環境研究所、東京大学、JAXA 、ウェザーニューズなどの機関から提供されたデータをもとに構成された100以上のコンテンツを呼び出して表示することが可能です。

この日、操作のデモンストレーションに80名を超える生徒たちがTEA LIBRARYに集いました。
リアルタイムに表示された雲画像に、海水温の状態が重ねて表示された次の瞬間、コンテンツが切り替わり、世界の栄養不足人口率(貧困率)が国ごとに表示されると、生徒たちからは驚きの声が上がりました。
また、地球温暖化予測の2つのシミュレーションが交互に表示され、私たちの選択次第で未来のシナリオは大きく変わることがビジュアルで表示されると、生徒たちは真剣な眼差しでSPHEREを見つめていました。
生徒たちからの「地学や物理の授業でも是非使いたい」との声が、SPHEREへの関心の高さを物語っています。

生徒たちの知的好奇心と探究心を高め、充実した6年間の学園生活を送ることができるよう、洗足学園は最高の環境を用意しています。

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2023.07.13

医学部進学希望者向けガイダンスを行いました

6月24日(土)の放課後、医学部への進学を目指す生徒たちに、本校の卒業生が来校し、ガイダンスを実施しました。
講師として来校いただいたのは、医学部へ進学後、現在は麻酔科医として活躍されている卒業生のSさんです。

医学部での6年間の学びの様子は、高校生ではなかなかイメージしづらいものですが、実際の学びの内容や、病院での実習の様子、国家試験に向けた勉強方法など、医学部での経験を生かした具体的な話がありました。
また、実際に医師として勤務経験から、国家試験合格後の「研修医」としての勤務内容や、専門科の選び方、現在の勤務スケジュールなど、医師という仕事を具体的にイメージできる話に、漠然とした「医師」のイメージが鮮明になっていきました。
生徒たちは、Sさんの話を目を輝かせながら聴き入っていました。

質疑応答では、医師としてのキャリアとライフステージについての質問が多く出ました。
女性医師としてのキャリアを考えるにあたって、生徒たちには関心の深いテーマであったようです。

終了後、生徒たちの感想には「将来について不安なことも多かったが、具体的なイメージができたことで医学部への思いが強くなりました」「具体的な生活の様子がわかったことで、自分自身のキャリアをイメージできました」などの声がありました。
卒業生が社会で活躍されている様子を見て、自分の将来について改めて考え、「幸福な自己実現」へ向けて決意を新たにする機会となったようです。

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2023.07.11

ジャージー島研修に出発しました

誰もが国際社会への対応を求められるこれからの時代、生徒たちが国際人としての資質を養っていけるよう、本校では学内での教育はもとより、数多くの語学研修や留学の機会を設けております。
本校では本年度より従来の語学研修に加え、新たに「ジャージー島研修」を実施することになりました。

この研修は、ドーバー海峡に位置するイギリス領ジャージー島にある「JERSEY COLLEGE」において世界30か国から女子中高生が集い行われる「Female Leadership研修」に参加するプログラムとなりますが、「Female Leadership研修」への日本人の参加は本校の生徒たちが初となります。
異なる国籍の参加者数名で1チームを編成し、協力しながらビジネスプランを作成し競い合う内容やチームごとに社会問題等の解決策を考えていく内容がプログラムに盛り込まれています。

今夏は本校より8名の生徒が参加を希望し、昨日7月10日(月)に羽田空港より出発しました。
空港に集合した生徒たちは、元気いっぱいの笑顔で、これからの2週間のプログラムへの期待に、胸を膨ませている様子でした。
7月12日より本格的にスタートするプログラムでは、チームビルディングから始まり、各日に「Thinking Big(夢を大きく持つ)」「What’s Really Needed(本当に必要なもの)」「Team Challenge(チームでの挑戦)」「Targeting the Need(ニーズをターゲットにする)」「Where’s the Money(資金調達と財務報告のトレーニング)」などのテーマに基づいたワークショップと発表が行われます。

生徒たちは、このチャンスを掴み、研修で大きく成長して帰ってきてくれることでしょう。
本校では今後も、従来の語学研修・留学プログラムに留まることなく、新たな取り組みを積極的に行っていきます。

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2023.07.06

リーダー学年の生徒たちに向けた卒業生の講演

本校では、多くの委員会や部活動といった組織の運営のリーダーを、高校2年の生徒たちが担っています。
下級生の様子に目を配り、目標から逆算してスケジュールを組む。
組織のリーダーとして全体を見渡す立場だからこそ、高2生たちは様々な壁に直面することが多くあります。

先日、高校2年では、「リーダーの悩み解決講演会」と題し、卒業生を招いて講演会を行いました。
この講演会は、同級生から「より良いリーダーたるためにはどうしたらよいか」という声が多く聞かれることに気がついた生徒会の生徒たちが、自ら企画して実現したものです。

卒業してから間もない卒業生からは、洗足時代にリーダーとしてどのようなことを心がけていたかを、既に社会人として活躍する卒業生からは、企業内外の人々とどのように協働しているかなどの貴重な話を聞くことができました。

終了後、生徒たちからは、「集団として同じ目標を共有することは、とても重要なことだと気がついた」「目標を共有したり、仕事を割り振ったりするために、もっと同輩・後輩と積極的なコミュニケーションをとろうと思った」などの感想が寄せられました。
また、「リーダーが抱えている悩みを知ったことで、もっと力になれるよう声をかけようと思った」「リーダーを支える側になったとき、心掛けたほうがよいことが見えてきて、とても勉強になった」といった感想もありました。
この講演会を機に、リーダーを務める生徒も、リーダーを支える生徒も、より一層結びつきを強めて活動に励んでくれることを期待します。

洗足学園では、卒業生がロールモデルとして生徒と関わる機会を大切にしています。
同じ学び舎で学び、社会で活躍する先輩たちの姿に、「自分もこんな風に」と憧れ、努力する生徒が数多くいるのも洗足学園の特徴です。

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2023.07.05

洗足学園のインターンシップ活動について紹介いたします

先週のNEWS&TOPICSの「高1 キャリア講演会」記事内で、本校では今夏、高校1年において生徒たちがインターンシップ活動に参加することを紹介いたしました。
本日はそのインターシップ活動に向けた取り組みをレポートいたします。

高校1年では6月の総合的な探究の時間において、夏期インターン活動の説明を行いました。
夏期インターン活動とは、キャリアプログラムの一環として、企業のもとに赴き、職業体験を行うという試みです。
普段の学校生活では得られない体験をし、2学期以降本格化する進路に関する選択に活かしていくことを目的にしています。

今年度は、金融、証券、商社、メーカー、コンサルタント、IT、研究職、開発職、法律事務所、シンクタンク、宇宙開発機関などの企業の協力を得て、多種多様なインターン先を用意することができました。
生徒たちは、インターン先の一覧表を食い入るように見つめ、目を輝かせながら教員の説明を書き留めていました。
興味関心のある企業を選ぶか、濃密なプログラムを用意している企業を選ぶか、また自分自身にとっても意外性のある企業を選ぶか。
真剣に考えている生徒たちの姿に、頼もしさを感じました。

自分のキャリアを見据えて、様々な経験を積むひと夏にしてほしいと思います。

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2023.07.04

高2 修学旅行に向けた取り組み

本校では、中学3年次と高校2年次に修学旅行を実施しています。
10月に中学3年生たちは九州の地を、高校2年生たちは関西の地を訪れます。
本日は、秋の修学旅行に向け、着々と準備を進めている高校2年生たちの様子を紹介いたします。

本年度の高校2年修学旅行では、班別に自由に行程を設定する自由研修に加え、修学旅行委員の生徒たちが企画した5つのコースから1つを選択して行う、コース別研修を行います。
この日は、コース別研修の各コースについての生徒たちのプレゼンテーションが行われました。

5つのコースはそれぞれ、京都の伝統工芸や食文化に関する体験学習を行います。
それぞれのコースを企画した委員自ら、各コースで体験する内容や見学する施設の詳細の説明に熱弁をふるいました。
すべてのコースの説明が、「修学旅行でしかできない、とっておきの体験」の魅力をよく伝えており、その面白さはもちろんのこと、体験から何を学べるかについてよく知ることができるプレゼンテーションとなっていました。
「このコースを選んで後悔はさせません!」「最高の思い出を形に残すならこのコースしかありません!」とアピールする各修学旅行委員の発表に、どのコースの希望を提出するか、生徒たちは本当に悩ましかったようです。

修学旅行委員の生徒たちは、提出された希望を踏まえ、更に打ち合わせを重ねていきます。
より良い修学旅行を創りあげるべく、試行錯誤を重ねる生徒たちの努力は、確実に具体的な形を結びつつあります。

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2023.06.30

Stanford e-Japan Program優秀賞に選ばれた生徒の活躍

本校では、独自の教育の大きな柱の一つとして学外交流活動を掲げています。
本日は「Stanford e-Japan Program」を受講し、最終論文審査において優秀賞に選ばれた高校3年F.Rさんの活躍を紹介いたします。

「Stanford e-Japan Program」は、米国スタンフォード大学の国際異文化教育プログラム(SPICE)が、2015年から日本の高校生を対象に英語で実施している日米相互文化理解のためのオンライン講座です。
書類選考と面接に合格した高校生30名程が参加し、様々な分野の教授や専門家などによるライブ講義を受講します。
アメリカの教育・宗教、日米関係、第二次世界大戦、二国の文化比較、未来の日米関係などについて学び、クラスメイトとのディスカッションや課題に取り組んでいきます。

Fさんは、かつてイタリアに在住していた際に通学していたアメリカンスクールにて、異文化が混在してる環境で学んでいました。
この中で、ダイバーシティーの重要性を学んだFさん。
ダイバーシティーについて更に深く学び、この考え方を広く紹介していきたいという思いから、本プログラムへの参加を決意しました。

昨年9月から今年2月までの「Stanford e-Japan Program」での学びを経て、最終論文では「男女の格差」に関するエッセイを執筆し、提出しました。
Fさんの論文は高く評価され、優秀賞に選ばれました。
8月には授賞式に出席するため、スタンフォード大学に赴くFさん。
「将来は国連で働きたい」と報告に訪れた校長室で力強く語ってくれました。

NEWS&TOPICSでは、今後も生徒たちの活躍をレポートしていきます。

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2023.06.28

高1 キャリア講演会を行いました

6月22日(木)の総合的な探究の時間に、高校1年ではキャリア教育の一環として、起業家を招いての講演会を実施いたしました。
今回講演を行っていただいたのは、全国4000以上のクリニックにITサービスを提供している株式会社レイヤード 代表取締役社長 毛塚牧人氏です。

毛塚先生は、ご自身の歩みを具体的に話される中で、「起業する」という選択肢は特別なものではなくなってきていることを語られました。
これまでは、「起業する」という選択肢が視野になかったり、困難だという思い込みから敬遠したりしていた生徒も多くいたようです。
しかし、毛塚先生の親しくも明晰な語り口に、「もしかしたら私でも」「私ならどんな事業ができるだろう」といった積極的に「起業」について考える様子が見られました。
「起業」には多くの苦労が伴うことも講演の中で伝えられましたが、それ以上に生徒たちは、事業を通じて社会にコミットするという考え方に感銘を受けたようです。

質疑応答では、生徒たちの手が積極的に挙がり、起業に関する疑問を毛塚先生に投げかけていました。
高1生たちは夏休みに、実際に企業に赴くインターンシップ体験を行う予定です。
自らのキャリアについて考える機会も多い中で、今回の講演によってその視野は確実に広がったようです。

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